日本の3つのドルトムント化を検証 大迫と柿谷の違い オランダ戦

サッカー!!

16日、日本時間21:15キックオフとなったオランダ対日本のゲームから見えた、ポジティブな要素、そしてオンラインベットの結果を振り返っていきます(^^)/

それではご覧ください。

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<スタメン>

オランダ戦 スタメン
予想記事で触れたオランダ代表については割愛させていただきます。

対する日本。
こちらは形をいじらず、メンバーに変化がありました。

香川、遠藤、川島のベンチスタートに意外性を感じましたね。

いわゆる停滞期とひょうされていた現状を、新しい何かへ変えるのではなく、数年かけて構築してきたものを強化することで戦う意志を示してきたザックに意地と自信を感じました。

そしてその強化された戦い方から感じたのは欧州で台頭しているドルトムントのようなアグレッシブなサッカーでした。

<効いていた山口の守備範囲>

ドルトムントといえばチーム全体の守備力がものをいう前プレを敢行し、切り替えの速さでもってインテンシティを高めるサッカーです。

先日ドルトムントのクロップ監督はバルセロナアーセナルに対してこんな発言を。

クロップ「ヴェンゲル(アーセナル監督)は、静かなオーケストラのようなサッカーを好む。だが、私はヘヴィメタルを好むんだ」

クロップ「私が4歳のときに、近年のバルセロナのようなサッカーを初めて見ていたとしたら、私はテニスをやろうと思っただろう」

クロップなんてワイルドなんだクロップっw

そんなクロップのサッカーをやろうとしてもなかなかできものじゃありませんが、この日の日本のアグレッシブさはやはり守備に違いがあり、何本か裏抜けされてしまうシーンもありましたがなるべく高いライン、そして前プレを敢行していました。

そしてそれを支えていたのは山口で、日本の1点目のシーンでもそのアグレッシブな守備がみてとれました。

日本前プレ
このシーンでは山口の守備範囲の広さを信頼した吉田が積極的に前に飛び出しボールを奪取。

そこからうまくボールを運んだ長谷部が大迫にアシスト、前半終了間際のいい時間帯へのゴールとなりました。

オランダの左サイドからの攻めに対し、密度を高めているのがわかりますし、変則的に綺麗な2ラインが構築されていました。

このシーンの他にも山口の守備範囲の広さが伝わる場面は何度もあり、パートナーの長谷部と遠藤が45分ずつの出場だったのに対してフル出場だったことが、何よりこの日の戦い方で重宝されていた証です。

<レヴァンドフスキ、トッティの役は本田圭祐>

しかしいくら積極的な守備ができても攻撃面が活発でなければただの無駄走りになってしまいます。

大事なとこでしっかりボールを保持してくれる存在が必要です。

本田
そこでドルトムントでいうレヴァンドフスキ、ローマでいうトッティと、前線でためを作れる選手として本田が活きてきます。

これにより守備・攻撃・そしてまた守備とどの場面においても有機的に動ける日本人選手達が躍動していくことになります。

本田は最後同点ゴールを決めましたし、改めて欠かせない選手ということを証明してみせましたね。

<躍動する香川真司>

香川
そしてこれがこのチームをドルトムント風に仕上げてくれる何よりの要素です。

キレッキレの動きからあわや逆転ゴール、または柿谷へ決定的なラストパスをおくるなど、後半から投入された香川のプレーにはほんと躍動感がありました。トラップひとつとってもコンディションの良さが伝わってくるようでしたね。

チームモデルとしてドルトムントやローマのようなチームは日本に非常に合っていると思います。元来このインテンシティの出し方は真面目で頭を使う日本人の性質に合っていると思いますから。

あとはこの戦い方を熟成していくことが必要になってくると思いますし、1トップで先発起用された大迫の出来が良かったのもこの試合の収穫だったと思います。

<大迫と柿谷>

大迫ルックアップ
先制点のシーンで、大迫はその決定力以外にこのチームにフィットしていることが伝わる場面がありました。

最初ボールをみながら裏へ抜けようとしていた大迫ですが、この画像の場面ではくるっと首を振り、左前方のスペースと清武の位置を確認しました。これをみた大迫は最初より膨らみながら前方へ走り、長谷部にパスを出しやすくさせながら清武の飛び出しスペースを作り、更には体を開きながら効き足で打てるようにする、という満点の動きをみせ、最終的には技ありのワンタッチゴールまで決めてしまいました。

か、完璧やんw

対する後半途中出場、柿谷の動きがこちら。

柿谷動き1
香川がいい位置でボールの出しどころを探っているシーン。

ここで柿谷はこの青の矢印のラインをイメージした動き。結局香川と連携が合わず相手ボールとなってしまいました。

ここで先ほどの大迫のような動きのイメージを。

柿谷動き3
柿谷がオレンジの矢印の方向に開きながらうけることによって、まず角度が開いて香川がパスを出しやすくなりますし、スルーパスを受けて隣で走っている岡崎に最後アシストするという絵も浮かんできます。

ストライカーとしてゴールへ直結した動きだけがこのチームに必要とされているわけじゃないことがわかる、そんなシーンを取り上げてみました。

しかしながらもっているポテンシャルの高さを考えるとまだまだ成長が予想される柿谷。残念ながら長年支えてきた1トップの座は前田ではないみたいで、おそらく本大会はこのふたりのどちらかになるのでしょう。

<オンラインベット結果(ウィリアムヒル)>

【親善試合】オランダ 2-2 日本 
→ 引き分け返金

– – – 2013年 回収率67.7% 的中率27% – – –

後半観ながら、こりゃ6倍もらったななんて思っておりましたが、惜しくも引き分けで返金という結果でした。それでも0-2だったことを考えるとおんのじで、20日のベルギー戦も期待できると思い早速次のベットをしてみました。

オッズ ベルギー戦

ここから導き出される、ウィリアムヒルが選定したそれぞれの勝率がこちらです。

ベルギー 72.5%

日本 27.5%

今の日本なら10回やって7回も負けないでしょということで日本にベットです!

こうやってみるとオランダ戦はほんと美味しかったんですけどねーw

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0 Responses to “日本の3つのドルトムント化を検証 大迫と柿谷の違い オランダ戦”

  1. しんいち より:

    オランダがへぼ過ぎるって意見もありますが、僕も褒めてしかるべき戦い方を日本はしてたなって思いますね!

    ベルギー戦あたるといいっすね!w

    • TOM より:

      僕もそう思います!

      これで守るべき相手には守る、みたいに小器用な戦い方をしなくて済むと思うんですよね。ドルトムントは相手で戦い方をかえたりしないので。

      内容も悪くなりようがないと思います。

      あとは、労力を要するのでコンディションを重視して頑張ってって欲しいですね。

      ベルギー戦は期待してますw

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